TOEIC学習完全ガイド|600点から700点への道筋を講師20年が解説

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こんにちは!この記事は、英会話講師歴20年、オンライン英会話スクール「Coogee English Online」の運営者が解説しています

この記事では、TOEIC学習を始めたばかりの方から、600点・700点を目標にしている方まで、20年の指導経験をもとに「どの段階で、何を学び、何でつまずきやすいのか」を順を追って整理していきます。

スコアアップのためのテクニックだけでなく、TOEICという試験そのものを正しく理解し、長く付き合っていくための道筋を一緒に見ていきましょう。

TOEIC対策|道案内板

迷ったら、今のあなたに近い扉から開いてみてください!

TOEIC600点を目指している方 → 600点のリアルなレベル感と、つまずきやすいポイントがわかります。

TOEIC600点前編 | 600点のレベルとは?

600点を突破するための学習法を知りたい方 → 講師20年の指導経験から、現実的なスコアアップの手順がわかります。

TOEIC600点後編 | スコアアップの実践戦略

700点の壁を感じている方 → 600点と700点の違い、そしてどこで多くの学習者がつまずくのかがわかります。

TOEIC700点前編 | 壁の正体を講師が解説

700点を本気で取りに行きたい方 → Part別の戦略と、得点を伸ばすための具体的なアプローチがわかります。

TOEIC700点後編 | 実践戦略

TOEICの先にある「本当の英語力」を知りたい方 → 講師20年の本音と、スコアの先にある世界が見えてきます。

TOEICだけでは英語力は測れない?

TOEICとは何か|試験の基本を整理する

いろんな世代の人がTOEICを受けているイメージ画像

TOEICは「Test of English for International Communication」の略で、英語によるコミュニケーション能力を測る試験です。 日本では特にビジネスシーンで広く認知されており、就職や昇進、転職などの場面で英語力の指標として用いられることが多くなっています。 20年間英語を教えてきた中で、TOEICを目指す方から「結局、TOEICで何が測られているのか分かりにくい」という声を何度も聞いてきました。

TOEICが測っているもの

TOEICには主に「Listening & Reading Test(L&R)」と「Speaking & Writing Test(S&W)」の2種類があります。 一般的に「TOEIC」と言われるとき、ほとんどの場合はL&Rを指しています。 この試験は、ビジネスや日常生活で使われる英語の理解力を測ることを目的としており、リスニング100問、リーディング100問の計200問を約2時間で解いていきます。

スコアは10点から990点までの範囲で表示され、合否ではなく「現在の英語力を数値化する」形で結果が出ます。 これは英検のような合否型の試験とは大きく異なる点で、自分の英語力の伸びを定点観測しやすいという特徴があります。

TOEICのスコアが意味すること

TOEICのスコアは、単に「英語ができる/できない」を示すものではありません。 スコアごとに、どのような場面でどの程度のコミュニケーションが取れるかの目安があります。 たとえば、600点台の方は「日常会話で必要なやり取りはおおむね理解できる」段階、700点台になると「業務上のやり取りで一定の自信を持って対応できる」段階に近づいていきます。

ただし、TOEICのスコアと実際の会話力は必ずしも一致しません。 リスニングとリーディングが中心の試験のため、スピーキングやライティングの力は別の形で鍛える必要があります。 この点は後ほど詳しく触れていきますが、まずはTOEICが「英語の理解力」を測る試験であることを押さえておきたいところです。

なぜTOEICが日本で広く使われているのか

TOEICが日本で広く使われている背景には、企業の人事評価や採用の指標として定着していることがあります。 多くの企業が新卒採用や昇進の条件として一定のTOEICスコアを設定しており、社会人にとっては避けて通れない試験のひとつになっています。

また、年に複数回受験できる手軽さや、結果が数値で出る分かりやすさも、TOEICが選ばれる理由のひとつです。 学習の進捗を測る目安として使いやすく、目標設定もしやすい試験だと言えます。

英検・CEFRとの位置づけ

TOEICのスコアだけを見ていると、自分の英語力が世界の基準でどの位置にあるのか分かりにくくなることがあります。 そこで参考になるのが、英検やCEFR(セファール)との比較です。

CEFRは「ヨーロッパ言語共通参照枠」と呼ばれる国際的な英語力の指標で、A1からC2までの6段階で英語力を表します。 たとえば、TOEIC600点はCEFRのB1の手前あたり、TOEIC785点でB2の入り口に近づくとされています。 英検で言えば、TOEIC600点は英検準1級の手前、700点台は準1級レベルに近づいていく形です。

こうした他試験との比較を知っておくと、TOEICのスコアアップが「日本国内の評価」だけでなく、「世界基準での英語力の伸び」にもつながっていることが見えてきます。 スコアという数字を、より立体的に捉えられるようになります。

英語レベル完全診断ガイド|TOEIC・CEFR・英検で現在地を知る

600点を目指す学習者へ|基礎固めの戦略

図書館でTOEICの勉強をする大学生のイメージ画像

TOEIC600点は、多くの学習者にとって最初の大きな目標になります。 20年の指導経験から言えるのは、600点は「英語と本気で向き合い始めた人」が、一定の継続学習を経て到達するスコアだということです。 決して特別な才能が必要なわけではなく、正しい順序で学習を積み重ねれば、十分に手が届く目標です。

600点とはどのレベルなのか

TOEIC600点は、CEFRで言えばB1の手前あたり、日常会話や簡単な業務連絡なら何とか対応できる段階です。 短い英語のメールを読んで内容を把握したり、ゆっくり話される英語を聞いて要点をつかんだりすることができます。

ただし、ネイティブスピードの会話や、専門的な内容のディスカッションになると、まだ多くの部分が理解できないこともあります。 600点はゴールではなく、ここから本格的な英語力へとつながっていく「入口」のスコアだと考えるのがちょうどよいでしょう。

600点までの学習の順序

600点を目指す段階で最も大切なのは、基礎の英文法と中学〜高校レベルの英単語を確実に押さえることです。 多くの方が「リスニングが伸びない」「長文が読めない」と悩みますが、その背景には、基礎的な文法構造や語彙が定着していないという課題があることが少なくありません。

具体的には、次のような順序で取り組んでいくのが現実的です。 まず、中学英文法を一通り復習し、文の構造を瞬時に把握できる状態にします。 次に、TOEIC頻出単語を1500語ほど身につけていきます。この段階で、リスニングの基礎練習として、Part 1や Part 2の短い英語に触れる時間を作っていきます。

そして最初にお伝えしておきたいのが、英検で頻出する単語とTOEICで頻出する単語は全く別物です。 なので、TOEICに挑戦される方は、TOEIC単語を中心に学習されることをお勧めしています。 私の生徒さんでも、英検2級あるから、そこそこTOEICいけるかな?と思って初めて受験したら、出題方法も違う、出てくる単語も見たことないものが沢山あったり、逆に、こんな簡単な問題もあるの?と思えてしまうものもあったり、といった感じです。 なので、英検とは「全くの別物」と思っていてくださいね。

リスニングが600点突破の鍵を握る

TOEICのスコアを分解してみると、リスニングとリーディングは同じ495点満点ですが、多くの学習者にとってリスニングの方が点数を伸ばしやすい傾向があります。 これは、リスニングが「音と意味のつながり」を身につけるトレーニングであり、毎日少しずつ取り組むことで着実に伸びていくからです。

一方で、自分一人でリスニング学習を続けていると、発音や抑揚の癖に気づきにくく、伸び悩む時期が来ることもあります。 シャドーイングは特に効果が高い練習方法として知られていますが、自己流で続けると、聞こえている音と自分が発している音のズレに気づけないまま時間が過ぎてしまうことがあります。

600点までに必要な学習時間の目安

「600点を取るには、どのくらい勉強すればいいですか?」という質問を、よく受けてきました。 一般的には、現在のスコアから100点上げるのに200〜300時間程度の学習が必要とされています。 たとえば400点台の方が600点を目指す場合、400〜600時間ほどの学習時間を見込んでおくと現実的です。

ただし、これはあくまで目安です。 1日にまとまった時間を取れる方もいれば、忙しい中で1日30分しか時間が取れない方もいます。 大切なのは、自分のペースで継続できる学習計画を立てることです。 週に何時間取り組めるかを把握し、そこから無理のないスケジュールを組んでいくと、途中で挫折しにくくなります。

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TOEIC600点前編 | 600点のレベルとは?を読む

700点の壁を越える|中級者の課題と突破口

大学生たちがTOEICの勉強をしているイメージ画像

600点を取った方が次に目指すスコアとして、よく700点が話題に上ります。しかし、600点から700点への100点を上げるのは、500点から600点に上がるよりも難しいと感じる方が多いのが現実です。20年の指導の中でも、700点の壁にぶつかって長く停滞する方を何人も見てきました。

700点の壁とは何か

700点の壁の正体は、多くの場合「これまでの学習方法では通用しなくなるポイント」にあります。600点までは、文法と単語を中心とした基礎学習で押し上げていけますが、700点を目指す段階になると、それだけでは足りなくなります。

具体的に言えば、Part 3・4のような長めの会話や説明文では、ただ単語を聞き取るだけでなく、話の流れ全体を把握しながら情報を整理する力が必要になります。Part 7の長文読解でも、文章の構造を瞬時に見抜き、必要な情報だけを素早く取り出す能力が問われます。これらは、単語や文法の知識を「使える形」に変えていく作業であり、新しいトレーニングを必要とすることが多いのです。

600点と700点の決定的な違い

600点の学習者と700点を超える学習者を比べてみると、いくつかの違いが見えてきます。ひとつは、英語を「日本語に訳して理解する」段階から、「英語のまま理解する」段階への移行です。600点までは、頭の中で日本語に変換しながら問題を解く方が多いのですが、700点を目指す段階では、その変換が間に合わなくなります。

もうひとつの違いは、「分からない部分への対処法」です。700点を超える方は、知らない単語に出会ったとき、文脈から意味を推測したり、その単語を飛ばして全体の意味をつかんだりする力を持っています。完璧に理解しようとせず、必要な情報を取りに行く姿勢が身についているのです。

700点突破のための学習設計

700点を目指す段階で大切なのは、これまでの学習に「実戦的な要素」を加えていくことです。具体的には、TOEICの公式問題集を時間を計って解き、本番と同じ条件で実力を測ること。そして、間違えた問題を丁寧に分析し、なぜ間違えたのかを言語化することです。

また、この段階では、自分一人で学習を続けるよりも、体系的に組まれた教材を使った方が効率的なことが多くなります。TOEIC対策に特化した教材は、出題傾向に合わせた問題演習や解説が充実しており、独学では気づきにくいポイントを補ってくれます。

停滞期との向き合い方

700点を目指す過程で、多くの方が経験するのが「スコアが伸びない停滞期」です。模試を解いても点数が変わらない、新しい教材に取り組んでも手応えが感じられない。そんな時期は、誰にでも訪れます。

20年指導してきた中で見えてきたのは、停滞期は「次のステージに上がる前の準備期間」だということです。表面的にはスコアが変わらなくても、内側では確実に変化が起きています。これまで気づかなかった文法のニュアンスが見えてきたり、リスニングの聞き方が変わってきたり。そうした小さな変化が積み重なって、ある日ふっとスコアが伸びる瞬間が訪れます。

大切なのは、停滞期に焦らず、学習の質を見直すことです。同じ教材を繰り返し解く中で、初回には見えなかった出題者の意図に気づくこともあります。点数を追いかけるよりも、一問一問を深く理解する時間を持つことが、結果として次のスコアアップにつながっていきます。

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TOEIC700点前編|壁の正体を読む

講師20年が伝えたい、TOEIC学習で大切なこと

TOEICの指導を20年続けてきて、いつも生徒さんに伝えてきたことがあります。 それは、TOEICのスコアは「英語力のすべて」ではないということ。 そして、スコアを追いかけることそのものよりも、その過程で身につく姿勢や習慣の方が、実は長く役に立つということです。

スコアと実力は別物だと知っておく

TOEICのスコアが高くても、実際に英語で会話ができない方はたくさんいます。 逆に、スコアはそれほど高くなくても、海外で堂々と仕事をしている方もいます。 これは矛盾しているように見えますが、TOEICが測っているのが「リスニングとリーディングの理解力」だからです。

スピーキングは別のトレーニングが必要ですし、ライティングもまた別の力です。 TOEICのスコアが上がっても、それだけで「英語が話せる」状態にはなりません。 この事実を学習の早い段階で知っておくと、TOEICとの付き合い方が変わってきますよ。

スコアを取ること自体は、目標として大切なものです。 ただ、その先に「英語で何をしたいのか」という視点を持っておくと、学習が単なる試験対策ではなく、自分の人生を広げる時間に変わっていきます。

TOEIC学習で身につく「英語以外の力」

TOEICの学習を通じて身につくのは、英語の知識だけではありません。 長文を短時間で読み解く集中力、限られた時間の中で優先順位をつけて判断する力、コツコツと学習を継続する習慣。 こうした力は、英語の試験以外の場面でも生きてきます。

特に、毎日少しずつでも英語に触れ続ける習慣は、TOEIC学習を通じて多くの方が身につけていきます。 1日30分でも、1週間で3.5時間、1ヶ月で15時間、1年で180時間の学習時間になります。 この積み重ねこそが、英語力の本当の土台になっていきます。

TOEICの先にある英語力

TOEICで一定のスコアを取った後、「次は何をすればいいのか」と迷う方は少なくありません。 資格の勉強としては一区切りがついても、英語を使う場面はそこから始まることが多いからです。

ここで大切なのは、TOEICのスコアを「ゴール」ではなく「通過点」として捉えることです。 スコアを取ったその先に、英語を使って人と話したい、海外の情報を直接取りに行きたい、仕事の幅を広げたい、そういった具体的な目標があるなら、TOEIC学習はその準備段階として大きな意味を持ちます。

英語力は、テストの点数だけで測れるものではありません。 実際に英語を使い、誰かと言葉を交わし、自分の考えを伝えていく経験を重ねていく中で、少しずつ自分のものになっていきます。

TOEICだけでは英語力は測れない?を読む

英語レベル完全診断ガイドで現在地を知る

長文を読む = 大変、字がいっぱいで見ただけで嫌になる…という方も沢山いると思いますが、私はこう思います。 フィクションの内容の時もたまにありますが、長文で得た知識は、結構普段の生活に役に立つことがあったり、知ってて得をする内容であることが多く感じます。 なので、長文読解を、雑学を得る良い機会、であると捉えて臨むことをお勧めしています。 特に私は、宇宙に関する問題、歴史や特定の地域での慣習などに関する問題が出ると嬉しくてたまらなくなります。 「へぇ〜そうなんだ!知らなかったー!」となれるからです。

英語学習は決して、努力、だけでは乗り越えられません。 何事も、楽しむことが大切だと思っています。

皆さんにとって、TOEICに挑むことが、より良い未来を運んでくることにつながっていきますよう願っております。 楽しみながら、頑張ってください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

江戸庶民
hokusai-1031
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この記事の筆者

子供から大人まで幅広い年齢層と学習目的の多様化にお応えしながら、これまで20年間で100人以上の生徒さんにマンツーマンオンライン英会話レッスンを実施。

「江戸庶民」という名前には、豊かさは必ずしも便利さやお金の量だけではない、という想いを込めています。今あるものを大切にしながら暮らしていた、江戸時代の庶民たちの心意気のように。

大きな変化を求めなくても、今日のひとことから世界は動き出します。
英語もまた、日々の小さな積み重ねが世界を豊かに広げてくれるものだと考えています。

現在も英会話講師として、オンラインスクール 「Coogee English online」
(クージー・イングリッシュ・オンライン)を運営しております。
小さな積み重ねを大切にしながら、一人一人の生徒さんに寄り添うレッスンを展開中です。
詳しいプロフィールはこちら
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