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この記事は英語講師歴20年、オンライン英会話スクール「Coogee English Online」運営の筆者が解説しています。
CEFRとは?英語力を示す世界共通の基準
英語学習をしていると、「CEFR」(セファー)という言葉を見かけることがあります。
英検やTOEICのような試験名ではないため、はじめて見る方にとっては少しわかりにくく感じるかもしれません。
CEFRとは、英語力を世界共通の基準で表すためのものです。
もともとはヨーロッパで作られた言語の指標ですが、今では英語学習の場面でも広く使われるようになりました。
たとえば、「A2レベルです」「B1くらいです」といった形で、今の英語力をシンプルに示すことができます。
英語の力を測る方法は一つではありません。けれど、英語学習を続けていくうえで大切なのは、「なんとなくできる」「まだまだできない」と感覚で判断することではなく、自分の現在地をある程度客観的に知ることです。
CEFRを知っておくと、自分の英語力が初級なのか、中級なのか、それとも上級に近いのかが見えやすくなります。さらに、次にどこを目指せばいいのかも考えやすくなります。
英語学習は、ただやみくもに続けるよりも、今の位置を知ったうえで進めた方がずっと効率的です。CEFRは、そのためのわかりやすい物差しだと考えると理解しやすいでしょう。
CEFRは単なる理論的な基準ではなく、実際の教育や試験の場面でも広く使われています。
たとえばヨーロッパの語学学校や大学では、CEFRのレベルを基準にクラス分けが行われることがあります。また、英語試験や語学資格の中には、自分のスコアがCEFRのどのレベルに相当するのかを示しているものもあります。そのためCEFRを理解しておくと、自分の英語力が世界的に見てどの位置にあるのかをイメージしやすくなります。海外留学や国際的な資格試験などでも、この基準が参考にされることが多いのです。
つまりCEFRは、「英語がどれくらいできるか」を世界共通の物差しで考えるための指標として活用されています。
英語力の「現在地」を知らないと勉強は迷子になる | 英語講師が解説
CEFRのレベル一覧(A1〜C2)
CEFRでは、英語力を大きく6段階に分けて考えます。
Aが初級、Bが中級、Cが上級です。その中でさらに1と2に分かれているため、全部でA1・A2・B1・B2・C1・C2の6つになります。
| レベル | 目安 |
|---|---|
| A1 | 超初級 |
| A2 | 初級 |
| B1 | 中級 |
| B2 | 中上級 |
| C1 | 上級 |
| C2 | 最上級 |
A1とA2は、英語の基礎を身につけていく段階です。B1とB2になると、英語でできることがかなり増えてきます。C1とC2は、かなり高い英語力が求められるレベルです。
ただし、ここで大事なのは「単語をどれだけ覚えているか」だけで決まるわけではないということです。
CEFRは、読む・聞く・話す・書くといった力を総合的に見て、「その言語でどれくらい実際にやりとりできるか」を表す考え方です。そのため、単に知識量を見るというより、「英語を使って何ができるか」に注目しているのが大きな特徴です。
CEFRのレベルを、TOEICや英検の目安とあわせて見たい方は、以下の記事も参考になります。
英語レベル早見表 | CEFR・TOEIC・英検を比較して英語力の目安をわかりやすく解説
CEFR A1〜C2をわかりやすく解説

CEFRはA1からC2までの6段階で英語力を表します。
大まかに言うと、Aは初級、Bは中級、Cは上級です。つまり、A1→A2→B1→B2→C1→C2と進むにつれて、英語でできることの幅が広がっていきます。
それでは、それぞれのレベルがどのくらいの英語力なのかを見ていきましょう。
A1(超初級)
A1は、英語学習を始めたばかりの段階です。
あいさつをしたり、自分の名前や出身地を伝えたりするような、ごく基本的なやりとりができるレベルです。
たとえば、「My name is 〜.」「I live in 〜.」のような短い表現であれば理解しやすく、使うこともできます。ただし、少し長い会話や、相手が自然なスピードで話す英語になると、まだ難しく感じることが多いでしょう。
A2(初級)
A2になると、身近な話題についてなら少しずつやりとりがしやすくなってきます。
買い物、家族、仕事、学校、趣味など、日常的でよくある内容であれば、簡単な表現を使って会話ができるレベルです。英語の基礎が少しずつ形になってきた段階とも言えますが、複雑な説明や抽象的な話題にはまだ苦労しやすいです。
B1(中級)
B1は、多くの学習者にとって一つの大きな目標になりやすいレベルです。
日常生活の中でよくある場面なら、英語である程度やりとりができるようになります。海外旅行でも、基本的なことなら自力で対応しやすくなるでしょう。完璧ではなくても、自分の考えを英語で伝えようとしたり、相手の言いたいことを大まかにつかんだりできる段階です。英会話を学んでいる人が「英語が少しずつ通じるようになってきた」と感じやすいのも、このあたりです。
B2(中上級)
B2になると、英語でできることの幅がかなり広がります。
日常会話だけでなく、少し複雑な内容についても話せるようになり、自分の意見をある程度筋道立てて伝えられるレベルです。仕事で英語を使いたい人や、海外の大学・専門的な学習に興味がある人にとっては、一つの大きな目安になります。英語を聞いて理解する力も上がってくるため、「ただ知っている」英語ではなく、「使える」英語に近づいている段階だと言えます。
C1(上級)
C1はかなり高いレベルです。
抽象的な話題や専門的な内容にも対応しやすくなり、長めの文章や複雑な会話でも理解できる力が求められます。自分の考えを自然に、しかもかなり細かいニュアンスまで含めて伝えられるようになってくるのもこのレベルです。英語を使って学ぶ、働く、議論するといった場面でも対応しやすくなります。
C2(最上級)
C2は、CEFRの中でも最も高いレベルです。
幅広い内容を深く理解し、英語をほとんど不自由なく使いこなせる段階だと考えられます。
ただし、学習者が必ずしもC2を目指さなければいけないわけではありません。
英語学習では、自分の目的に合ったレベルを目指すことの方が大切です。
海外旅行を楽しみたい人と、英語で専門的な仕事をしたい人では、必要な到達点は当然違います。
自分のCEFRレベルを知る方法
ここまで読んで、「自分は今どのレベルなんだろう」と思った方も多いかもしれません。
CEFRは便利な基準ですが、自分だけで正確に判断するのは簡単ではありません。
だからこそ、オンラインの英語レベルチェックや診断テストを活用する意味があります。
実際にテストを受けてみることで、自分の感覚だけではわかりにくい現在地が見えやすくなります。
英語学習で大切なのは、ただ頑張ることだけではありません。
今の自分に合った学び方を選ぶことも同じくらい大切です。
そのためにも、まずは自分のレベルを知ることから始めてみるのがおすすめです。
英語レベルチェックの具体的な方法については、以下の記事で詳しく紹介しています。
英語レベルチェック無料おすすめ5選 | 今すぐできる英語力診断を解説
より具体的に英語力の目安を知りたい方は、オンライン英語テストの一つであるCASEC(キャセック)についてまとめた記事も参考にしていただけたらと思います。
CASECとは?英語教師が仕組み・レベル目安・TOEICとの違いを解説


