英語学習で行き詰まったときに試したい5つの思考スイッチ

英語学習で行き詰まりノートに学習内容を書きながら考えている学習者のイメージ 英語学習(英会話・勉強法)

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この記事は英語講師歴20年、オンライン英会話スクール「Coogee English Online」運営の筆者が解説しています。

英語学習を続けていると、ふと「全然伸びていないのでは」と感じる瞬間があります。

単語がすぐに出てこない。言いたいことをうまくまとめられない。相手の英語が速く感じる。そんな体験が重なると、これまでの努力が無意味に思えてしまうこともあるでしょう。

けれど実際には、英語学習には誰にでも「止まっているように感じる時期」があります。そしてその多くは、本当に止まっているのではなく、次の段階に進む前の準備期間です。

そんなときに大切なのは、やみくもに頑張ることではなく、考え方の軸を少し切り替えることです。この記事では、英語学習で行き詰まったときに試したい5つの思考スイッチを、英語講師の視点からわかりやすく整理してお伝えします。

まずは結論|行き詰まったときの5つの思考スイッチ

  1. 「できていない」ではなく「気づけるようになった」と考える
  2. インプットとアウトプットのバランスを見直す
  3. 停滞期は「成長前の整理の時間」だと理解する
  4. 他人ではなく「昨日の自分」と比べる
  5. 英語は「上手に話すもの」ではなく「伝える道具」だと捉える

思考スイッチ① 「できていない」ではなく「気づけるようになった」と考える

英語が伸びていないと感じるとき、人は「できない部分」ばかりに目が向きがちです。単語が出てこない、自然な言い方がわからない、リスニングで細かい部分が聞き取れない。そうした場面が増えると、「前より自信をなくした」と感じることもあるでしょう。

しかし実際には、学習が進んでいるからこそ、以前なら気づかなかった差や違和感が見えるようになっている場合が少なくありません。初心者の頃は、そもそも「どこが不自然なのか」も分からないことが多いものです。ところが学習を続けていくと、「もっと自然な表現がある気がする」「この言い方は少し違うかもしれない」と感じるようになります。

それは後退ではなく、英語を見る視野が広がった証拠です。見えている世界が細かくなったからこそ、足りない部分もはっきり見えるようになったのです。

行き詰まったときは、「私はできていない」と決めつけるのではなく、「以前は見えていなかったことに気づけるようになった」と捉え直してみてください。その視点だけでも、自分への評価はかなり変わります。

思考スイッチ①の要点
「できない」が増えたのではなく、成長したからこそ見える課題が増えた。

思考スイッチ② インプットとアウトプットのバランスを見直す

学んだことをノートを読みながら復習している女性のイメージ画像

英語が伸びないと感じる時期には、学習のバランスが崩れていることもよくあります。たとえば、動画を見たり教材を読んだりして知識は増えているのに、自分の言葉で話す機会が少ない場合です。

この状態では、頭の中には表現が入っていても、いざ会話になると口から出てきません。いわゆる「知っているのに言えない」状態です。すると、自分では勉強しているつもりなのに成果が感じられず、もどかしさばかりが大きくなります。

逆に、話す練習ばかりで振り返りやインプットの時間が少ない場合も、同じ表現を繰り返している感覚に陥りやすくなります。話してはいるけれど語彙や表現の幅が広がらず、成長の実感が薄くなるのです。

停滞を感じたら、「努力が足りない」と考える前に、まずはインプットとアウトプットのどちらに偏っているかを見直してみることが大切です。必要なのは気合いではなく、配分の調整であることも少なくありません。

自分の現在地を確認する参考になります。こちらも併せて読んでみてください。

英語レベルチェックの方法 | オンライン英語力診断5選【英語講師が解説】

思考スイッチ②の要点
伸びない原因は才能不足ではなく、学習の配分のズレかもしれない。

思考スイッチ③ 停滞期は「成長前の整理の時間」だと理解する

英語学習は、一直線に右肩上がりで伸びていくものではありません。実際には、少し伸びて、少し横ばいになり、また伸びるという波を繰り返しながら進んでいきます。

この横ばいの時期は、表面上は何も変わっていないように見えるかもしれません。けれど頭の中では、覚えた単語や表現が整理され、点と点がつながる準備が進んでいます。英語は、単に知識を増やすだけでなく、それを「使える形」に変えていく時間が必要な学習です。

特に表現は、意味だけでなく、使う場面や感情と結びついたときに定着しやすくなります。そのため、派手な成長の実感がない期間も、実はとても大事な時間です。

「今は伸びていない」のではなく、「今は頭の中で整理が進んでいる時期かもしれない」と捉えるだけで、焦りはかなり和らぎます。停滞期は失敗ではなく、成長のプロセスの一部です。

思考スイッチ③の要点
横ばいに見える時期も、見えないところで力は積み上がっている。

思考スイッチ④ 他人ではなく「昨日の自分」と比べる

勉強を楽しんでいる女性のイメージ画像

行き詰まりを深く感じる理由のひとつに、他人との比較があります。SNSや動画では、流暢に英語を話す人がたくさん目に入ります。そうした姿を見るたびに、「自分はまだまだだ」と落ち込んでしまうこともあるでしょう。

けれど英会話は競争ではありません。比べるべき相手は、いつも他人ではなく過去の自分です。

以前は聞き取れなかったフレーズが、今はなんとなく分かるようになった。前なら何も言えなかった場面で、短い一文でも返せるようになった。そんな変化はとても小さく見えるかもしれませんが、学習者にとっては立派な前進です。

理想の誰かを基準にすると、できていない部分ばかりが目に入ります。けれど昨日の自分を基準にすると、小さな成長に気づけるようになります。英語学習を長く続けるためには、この視点の切り替えがとても大切です。

学習は人それぞれ進むスピードが違います。こちらの記事も併せて読んでみてください。

英語が話せるようになるまでの旅 | 英語講師20年が見てきた5つの町

思考スイッチ④の要点
比べる相手を変えるだけで、学習は苦しさより前進が見えやすくなる。

思考スイッチ⑤ 英語は「上手に話すもの」ではなく「伝える道具」だと捉える

英会話を学んでいると、「正しく話さなければならない」という気持ちが強くなることがあります。文法を間違えたくない、発音を笑われたくない、不自然に聞こえたくない。そうした思いはとても真面目で誠実な姿勢ですが、ときに大きなブレーキにもなります。

頭の中で文章を何度も組み立てているうちに、会話のタイミングを逃してしまう。そして「やっぱり私は話せない」と自分で自分を追い込んでしまう。この流れは、多くの学習者が経験するものです。

けれど本来、言葉は気持ちや考えを伝えるための道具です。多少ぎこちなくても、単語をつなぎ合わせるだけでも、相手に意図が伝わる場面はたくさんあります。大事なのは、最初から完璧に話すことではなく、伝えようとすることです。

英語がほとんど話せなくても、伝えたい気持ちが強ければ意図は伝わることがあります。逆に、間違えないことばかりを気にして何も言えなくなると、せっかくの会話の機会を失ってしまいます。

英語は「評価されるためのもの」ではなく、「伝えるためのもの」だと捉え直すと、会話へのハードルはぐっと下がります。

英語は上手に話すためだけのものではありません。まずは気持ちを伝えることから、です!

英会話で本音を話せる人が、人生を動かしていく!

思考スイッチ⑤の要点
完璧に話すことより、伝えようとすることのほうが会話ではずっと大切。

行き詰まりは、伸びる前触れであることが多い

大事なことをメモにとっているイメージ画像

英語学習で行き詰まりを感じる瞬間は、努力が足りないという合図ではありません。むしろ多くの場合、それは次の段階に進む前の通過点です。

大切なのは、「もっと頑張る」だけで押し切ろうとすることではなく、今の自分に合った見方へ切り替えることです。

  • できないのではなく、見えるようになった
  • 才能ではなく、学習バランスの問題かもしれない
  • 停滞ではなく、整理の時間かもしれない
  • 他人ではなく、過去の自分と比べればいい
  • 英語は完璧に話すものではなく、伝える道具である

この5つの思考スイッチを持っておくだけで、同じ停滞期でも受け止め方は大きく変わります。英語学習は長い旅のようなものです。誰もがその途中にいます。焦らず、立ち止まりすぎず、自分の歩幅で進んでいけば大丈夫です。

英語で書く日記が、毎日と会話力を変えてくれた話

英語が伸びる人は、必ず「自分の現在地」を知っている

ここまでお伝えしてきた5つの思考スイッチは、行き詰まりを抜けるための考え方としてとても大切です。ただ、それと同じくらい大事なのが、今の自分の英語力を客観的に知ることです。

なぜなら、現在地が分からないまま勉強を続けると、「何を増やすべきか」「何を補うべきか」が見えにくくなるからです。今の自分の位置が見えると、焦りは減り、次の一歩も決めやすくなります。

自分の英語力の現在地を知りたい場合は、自宅にいながら40〜50分ほどで受けられるオンライン英語テストを活用してみるのも一つの方法です。結果も比較的早く確認できるため、その後の学習計画にもつなげやすくなります。

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江戸庶民
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この記事の筆者

子供から大人まで幅広い年齢層と学習目的の多様化にお応えしながら、これまで20年間で100人以上の生徒さんにマンツーマンオンライン英会話レッスンを実施。

「江戸庶民」という名前には、豊かさは必ずしも便利さやお金の量だけではない、という想いを込めています。今あるものを大切にしながら暮らしていた、江戸時代の庶民たちの心意気のように。

大きな変化を求めなくても、今日のひとことから世界は動き出します。
英語もまた、日々の小さな積み重ねが世界を豊かに広げてくれるものだと考えています。

現在も英会話講師として、オンラインスクール 「Coogee English online」
(クージー・イングリッシュ・オンライン)を運営しております。
小さな積み重ねを大切にしながら、一人一人の生徒さんに寄り添うレッスンを展開中です。
詳しいプロフィールはこちら
【江戸庶民】運営者プロフィールページ
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