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こんにちは!この記事は、英会話講師歴20年、オンライン英会話スクール「Coogee English Online」の運営者が解説しています
英語は読めるし、聞けばなんとなく分かる…でもなぜか、いざ話そうとすると言葉が出てこない!
「頭では分かってるのに、話せない…」 そんなもどかしさを感じたことはありませんか?
これは決して、努力不足でも才能の問題でもありません。
むしろ、真面目に勉強してきた人ほどハマりやすい落とし穴です。
私はこれまで20年間英語を教えてきましたが、「分かるのに話せない」という人には、明らかに共通点があることに気が付きました。
英語を「わかる」で終わらせず、「伝わる」まで引き上げることを、私は一番大切にしています。
この記事では、「分かるのに話せない」を乗り越える前に、どうしてそうなってしまうのか? 話せなくなる原因=NG習慣を5つに分けて解説します。
そして後半では、今日からできる改善のヒントや、実際に考えてみるミニトレーニングもご用意しました。
「分かる」を超えて、「伝わる」へ。 ここで一緒に、抜け出していきましょう。
分かるのに話せない人に共通する5つのNG習慣

「英語が話せない」と聞くと、単語力や文法力が足りないからだと思われがちですが、実際には、ある程度勉強してきた人ほど、同じところで止まっている、なんてことが少なくありません。
ここでは、レッスン現場でも特によく見てきた5つのパターンをご紹介します。
「自分にもあるかも…」と思うものがないか、チェックしながら読んでみてくださいね。
理由①:頭の中で完璧な英語を作ろうとしてしまう
分かるのに話せない人ほど、口を開く前にたくさん考えています。
- この文法で合っているかな?
- もっと自然な言い方があるかもしれない…
- この単語で幼く聞こえないかな?
- 発音がおかしかったらどうしよう…
こうして頭の中でぐるぐると何度も添削しているうちに、目の前の会話はどんどん先に進んでいきます。
その結果、言いたいことはあるのに、結局何も言えなくなるのです。
会話はテストではありません。
必要なのは、100点の英文を出すことではなく、今ある英語でまず反応することです。
理由②:知識はあるのに、「会話の形」にできていない
ここが、今回いちばん大事なポイントかもしれません。 よーく聞いてくださいね!
英語が話せない原因は、「英語を知らないこと」ではないんです。
むしろ多くの人は、単語も文法も、すでにある程度知っています。 そこそこの点数も取れてたり、成績も良かったりします。 じゃあ、なんで?
その知っている英語が、会話の形になっていないのです。
たとえば、こんな表現は知っている人が多いはずです。
- I think …
- because …
- usually …
- but …
- I was surprised …
- How about you?
でも話せない人は、これらを「知識」としては持っていても、その場でつなげて使うことができません。
英会話は、難しい英語を披露する場ではありません。
むしろ大切なのは、知っている表現を、会話の流れの中でつないでいくことです。
多くの人は、1文そのものは作れます。
- I like movies.
- I was tired.
- It was interesting.
ここまでは言える。 でも、その先が続かない。 だから、「話している感じ」にならないのです。
実際の会話では、1文で終わることはほとんどありません。
たとえば、
I like movies.
→ これだけだと「情報」で終わる
ここからさらに少しずつ、話の幅を広げていきますよ〜
I like movies because they help me relax.
→ 理由を足す
I like movies, especially Japanese films.
→ 具体例を足す
I like movies. I watched one yesterday.
→ 出来事を足す
I like movies. How about you?
→ 質問につなげる
このように少しつなげて幅を広げていくだけで、ただの文が、“会話”に変わります。
英語が話せる人は、特別に難しい表現をたくさん知っているわけではありません。
理由・具体例・感想・質問といったパーツを、自然につないでいるだけです。
逆に言えば、英語が話せない人は、1文で止まるクセがついていることが多いのです。
だから必要なのは、新しい単語や文法を増やすことだけではありません。
すでに知っている英語を、もう一歩だけ先につなげること。
この小さな積み重ねが、「分かる英語」を「伝わる英語」に変えていきます。
日本語でもできる!会話を弾ませる極意
これ実は、英語ではなくても、普段の日本語の会話の中でも鍛えられるトレーニングがあるんですよ。
50年近く生きてきた私が編み出した、「会話を弾ませる極意」をお教えしましょう。 門外不出ですよ!
まず第一に、自分の考えを自分の言葉で言えるようにする。
さらに、なぜそう思ったのか?まで意識して付け加え入れるようにする。
もっと行けそうなら、話をしながら思ったことを、頭で瞬時にまとめ、話の幅をちょっとだけ広げていく。
そうすると、会話の中で相手の中にも「新しい考え、や、発想」が浮かんできたりするので、話がどんどん弾んでいきます。 話の幅を広げる練習、後半で少しやってみましょうね。 ぜひ挑戦してみてください!
理由③:英語を一度日本語に訳してから話そうとしている
話す前に、頭の中でこういう流れになっていませんか?
- 相手の英語を聞く
- 日本語に訳す
- 日本語で答えを考える
- それを英語に戻す
このプロセスを毎回やっていたら、とてもじゃないけど会話のスピードについていけません。
相手が話している間に、こちらの頭の中だけが大忙しになってしまいます。
もちろん最初は日本語が頭に浮かんでも大丈夫なのですが
少しずつ、英語を英語のまま受け取り、英語のまま返す感覚を育てていく必要があります。
わざわざ日本語にしなくても分かるようになるまで、どうしても個人差がありますが、練習量に比例していることだけは間違いないので、やはり発話練習は必須です。
理由④:間違えることを怖がりすぎている
「この言い方で合っているかな…?」と不安になるのは、とても自然なことです。
特に真面目に勉強してきた人ほど、小さな間違いに敏感です。
でも、会話の中では、間違えないことよりも、反応することの方がずっと重要です。
実際、ネイティブ同士でも言い直しや言い淀みは普通にあります。
にもかかわらず、英語学習者だけが「完璧に言えないなら黙る」という方向に行ってしまうと、会話の経験値が全く増えていきません。
つまり、間違いをゼロにすることを目標にすると、話せなくなります。
むしろ必要なのは、不完全でも、伝えようとする姿勢です。
完璧に言えないなら黙る、を乗り越えようとした文太の姿を描いたのが、浮世茶屋小噺 第二話『相手も人間、こっちも人間』です。 文太の不器用な一歩が、きっと今のあなたの背中を押してくれますよ。
理由⑤:英語を「勉強」と「会話」で分けすぎている
勉強は勉強、会話は会話。 この2つを別のものとして捉えすぎている人も多いです。 この考え方は、決して間違ってはいません。
ですがたとえば、机に向かって単語や文法を学ぶ時間はあるのに、自分のことを英語で少し言ってみる、今日の出来事を1つ英語で考えてみる、といった「英語を使う時間」は、あなたの学習の中にちゃんとあるでしょうか?
そういった時間を意識して作っていかないと、知識がいつまでも“頭の中のもの”のままです。
英語は、勉強したことを会話に持ち出して初めてつながっていきます。
だからこそ、日常の中で少しずつでも「使う場面」を作ることが大切です。
「日常の中で英語を使う時間」の重要性については、発話量という観点からも
詳しく解説しています。”話す練習の絶対量”が足りていないと感じる方は、
こちらもぜひ読んでみてください。
英語が話せない理由は「発話量不足」|最短で話せるようになる練習法とAI英会話Speak
「分かる」から「伝わる」に変えるために大切なこと
ここまで読んで、「自分も1文で止まっていたかもしれない…」と感じた方もいるかもしれません。
でも、それに気づけたのなら、あとは変えていくだけ。
英語は、最初から上手に話せる人はいません。 大丈夫、あなただけではありませんよ。
知っている英語を会話の流れの中で少しずつ使えるようにしていきましょう。
そして、その時に意識したいのが、次の4つです。
- 理由を足す
- 具体例を足す
- 感想を足す
- 質問で返す
たったこれだけでも、会話の流れは大きく変わります。
英語は「どれだけ知っているか」だけで決まるのではなく、どれだけつなげて使えるかで変わっていくのです。
「自分がどのくらい”つなげて使える”状態なのか」を客観的に知りたい方は、無料のレベルチェックから始めてみるのもおすすめです。現在地が見えると、次にやるべきことも明確になりますよ。
ミニトレーニング|1文で終わらせない練習をしてみよう
さて、ここまで読んだら、ぜひ自分でもやってみてください。
やることはとってもシンプルです。 1文に、理由・具体例・感想・質問のどれかを1つ足すだけ。
問題①
I like studying English because ________.
→ 理由を足してみましょう。
問題②
I like movies, especially ________.
→ 具体例を足してみましょう。
問題③
I was tired, so ________.
→ 出来事や行動をつなげてみましょう。
問題④
I like coffee. How about ________?
→ 相手への質問につなげてみましょう。
問題⑤
I went to Tokyo yesterday, and ________.
→ 感想や印象を足してみましょう。
英語の正解は1つではありません。 今回はこう言ったから、次はこう言ってみよう。 試行錯誤を続けていくことをやめないでください。 そして、自分の中にある「伝えたいこと」を、自分の言葉で相手に伝え、それが伝わった時のあの感動を、決して忘れないでくださいね!
さて、少しやってみて、どんな感じでしたか?
スラスラ出てきた方も、「あれ、意外と出てこない…」と感じた方も、 どちらも今のあなたに必要な気づきです。
ここから先に必要なのは、”つなげて使う経験”を、圧倒的に積み重ねること。
知識はもう十分にあるのですから、あとはそれを口に出す場数を、どれだけ確保できるかだけ。
AI相手なら、間違いを気にせず、自分のペースで何度でも練習できます。 真面目に学んできたあなただからこそ、”出す”環境を、自分のために用意してあげてくださいね。
伝わらなくてもいい。 伝えようとすることを諦めない
言葉でうまく伝わらないことは、もちろんありますね。
言いたいことを全部きれいに英語にできない日もあるでしょう。
でも、そこで伝えようとすることまでやめてしまったら、会話は止まってしまいます。
先ほどもご紹介しましたが、浮世茶屋小噺の第二話 「相手も人間、こっちも人間」
お互い同じ人間だからこそ、完璧じゃなくてもいい。
伝わらなくてもいい、伝えようとすることを諦めない。 これが一番大事。
英語は、正解を当てるためのものではありません。
人と人がつながるためのものです。
そう思えるようになると、自分の中で何かが変わり、そして英会話も少しずつ変わっていきます。
まとめ|英語は「知っている」だけではなく「つなげて使う」ことで話せるようになる
英語は分かるのに話せない。
その背景には、単なる知識不足ではなく、次のような習慣が隠れていることがあります。
- 完璧な英語を作ろうとして止まってしまう
- 知っている英語を会話の形につなげられていない
- 日本語を経由しすぎてしまう
- 間違いを怖がりすぎている
- 勉強と会話を切り離して考えている
でも逆に言えば、これらに気づければ、話し方は少しずつ変えていけます。
難しい英語を増やすことよりも、まずは知っている英語に、理由・具体例・感想・質問を少し足してみること。 それだけでも、 「分かる英語」 は 「伝わる英語」 に近づいていきます。
伝えようとする気持ちを持ち続ける人だけが、その先の景色を見られます。
あえて断言しますが、その日々の小さな積み重ねの果てには、もっとワクワクする世界が待っていますよ。
最後に、ひとつだけ。
「自分は今、どこで止まっているんだろう?」 「このやり方で、本当に合っているんだろうか?」
そう感じたことがある方は、一度プロに現在地を見てもらうのも選択肢のひとつです。
英語と長く向き合ってきた人こそ、一度客観的に診断してもらうと、次に踏むべき一歩がぐっと明確になります。 私の生徒さんたちも、伸び悩みが見えてきたら、一旦止まって、現在地を明確にしてから次へ進むようにしています。 その間も、とにかく発話、口から英語を出す!を、おすすめしています。
独学で抱えてきたモヤモヤが、一度の無料カウンセリングで驚くほど整理されることも少なくありませんので、試してみて後悔はないと思います。
今日はここまで読んでくださって、ありがとうございました。
もしよかったら、英語学習に奮闘する文太の物語、ぜひ覗いてみてくださいね!
文太も頑張っているので、上手に話そうとせず、失敗を恐れずにどんどん話していきましょう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!


